池袋自動車学校池袋自動車学校教習車両

第一段階技能教習の項目と概要

当教習所では、国家公安委員会規則で定められている指定自動車教習所の技能教習の標準に準拠した内容で以下の通り教習を行っています。

第一段階  基本操作および基本走行

ポイント

  1. 安全意識をもって正しい手順で運転ができること。
  2. 道路形態にあった走行位置、速度、進路を選べること。
  3. 適切な状況判断と円滑な運転ができること。
  4. 法規に従った基本走行ができること。
正しい運転姿勢は安全運転の基本です
教習項目 内容
1 車の乗り降りと運転姿勢 他の交通や死角を意識した、安全な車の乗り降りと、正しい運転姿勢が取れるようにご指導します。
2 自動車の構造と運転装置の取扱い 運転装置の機能や走行の原理を学び、正しい取扱いができるようになります。
3 発進と停止 安全確認を含めた、正しい手順での発進や停止ができるようご説明します。
4 速度の調節 速度に応じたギヤを選び、速度の上げ下げや、ブレーキの操作方法を理解できるようになります。
5 走行位置と進路 視点や、視野の摂り方をを学び、車両感覚を意識した走行ができるようになることが大切です。
6 時期をとらえた発進と停止 周囲の状況を確認し、安全な方法で機敏な発進ができるように頑張りましょう。
7 目標にあわせた停止 車体感覚を意識し、停止線や目標物に合わせた制動が円滑にでき、予定した位置に車を停止させます。
8 カーブや曲がり角の通行 カーブや曲がり角で、その曲がり具合に応じた速度やギアを選び、内輪差を意識した走行を心がけます。
9 坂道の通行 坂の勾配に応じた速度とギアを選び、エンジンブレーキの仕組みを理解した安全な走行ができるように努力しましょう。
10 後退(バック) 後退時の運転姿勢、死角、車両感覚、進路、視点、速度の調節を理解し、安全な後退の基本を覚えます。
11 狭路の通行 狭い道路での走行位置や、視点の配り方を学び、安全な速度と方法で通過できるよう反復練習です。
12 通行位置の選択と進路変更 道路の状況に応じたキープレフトを学び、正しい手順で安全な進路変更ができるように体で覚えましょう。
13 障害物への対応 障害物の側方を通過する際の危険性を理解し、状況に応じた判断と操作ができるように訓練します。
14 標識・標示にしたがった走行 標識や標示を早く正確に取捨選択し、法規走行ができるよう、視点は遠く、視野は広く、1点に集中しないように。
15 信号にしたがった走行 信号の種類と意味を学び、安全な認知、判断、操作、予測ができるようになることが重要です。
16 交差点の通行(直進) 交差点とその付近は最も事故の多いところです。安全な通過ができるように知識と技術を身に付けましょう。
17 交差点の通行(左折) 交差点の左折は、二輪車などの捲込み事故を防止する為、進路変更や、安全確認が重要です。
18 交差点の通行(右折) 交差点では、正しい走行位置や優先順位を理解し、対向車の死角や、進路上の横断歩行者等にも注意が必要です。
19 見通しの悪い交差点の通行 見通しの悪い交差点、見通しのきなかい交差点など、危険度の状況に応じた予測と運転方法を教習します。
20 踏切の通過 踏切の安全三原則は、止まる、見る、聞く。踏切の手前で停止し、目と耳で安全を確認します。
21 AT車の運転 オートマチック車の特性であるクリープ現象や、キックダウン、エンジンブレーキの使い方を体得します。
22 (21)AT車の急加速と急発進時の措置 AT車での急加速と急発進をしたときの停止の仕方を学習します。
23 教習効果の確認(みきわめ) みきわめは今までの総合運転です。これまでの履修項目が基本に従ってできているかどうかの確認です。
  

仮免許技能試験のポイント

1.第一段階では運転の基礎となる基本操作と基本走行について練習してきました。
しかし、自動車は、道路で交通ルールを守り、他人の迷惑にならないように走ることが必要です。限られた練習コースのなかで、ゆっくりとした自己中心的な運転だけではダメなのです。もちろんクランク型コースやS字型コース及びバックコースなども安全に通れなくてはなりませんが、それは最低速度調節と車体感覚や誘導方法などを覚えるための基礎過程の一部にしか過ぎません。大切なのは他の車や歩行者のいる道路で運転する感覚なのです。これからは道路へ出て運転をする為の試験を受けるのだということを忘れてはいけません。自動車らしい速度をだし、しかも、ブレーキやハンドルが安定していなくてはならないのです。

2.車体の大きさに自信がありますか
運転するには車の大きさがよく判っていなければなりません。自分の運転している車がどこをはしっているのか、車輪や車体側端が今どこにあるのかという感覚、つまり走行軌跡とか車体感覚が判っていなければ自信をもって運転することはできません。自分の思うように、思うところに車があるのかどうかを練習中に何度も車から降りて確かめることが大切です。狭いところで車がどこを通っているのか(内輪差)、停止線やポールなどとどのくらいあいているのか(前端)、車体左側がどのくらいあいているのか(左側端)ということを自分で確かめて自信をつけてください。

3.技能練習は期間をあけすぎないようにしましょう
練習は2週間も間隔があいてしまうと折角覚えたことも忘れてしまい、やっと思い出したところで疲れが出てしまうということを繰り返すだけで、新しいことを覚えるのに手間どるばかりです。1日に2コマの練習を1週間以上あけずに続けるようにしてください。イメージトレーニングも効果的ですので是非試してください。

車体感覚を意識し、停止線や目標物に合わせた制動が円滑にでき、予定した位置に車を停止させます。
停止線から出ないように止めましょう

車体感覚を意識し、停止線や目標物に合わせた制動が円滑にでき、予定した位置に車を停止させます。

S型狭路
狭路 S型コース
思った以上に内輪差は大きいですよ。

狭い道路での走行位置や、視点の配り方を学び、安全な速度と方法で通過できるよう反復練習です。

S字走行では内輪差を考えてなるべく大回りをしましょう。
左カーブで右側が開いてしまうと左後輪が縁石に接近します。

 
クランク型 狭路
狭路クランク型コース

ハンドルを切る時期が遅れると障害物と接触します。
後方の安全を確認して接触しそうな方向に(左)にハンドルを
切ながら、なるべく短い距離で切返しの後退をしましょう。
クランクでポールと自分の車の車体が離れると右の後輪が脱輪します。
こんなときは後方の安全を確認し、そのまま後退してやり直します。

 
後退
後退

後退時の運転姿勢、死角、車両感覚、進路、視点、速度の調節を理解し、安全な後退の基本を覚えます。

 
周回
周回

カーブや曲がり角では、その曲がり具合に応じた速度やギアを選び、内輪差を意識した走行を心がけましょう。

  
  池袋自動車学校

京都豊島区東池袋1-34-5